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EP-54. 世間はせまい

みなさん、こんにちは。

Kotsu kotsu Nihongoのみずきです。

みなさん、お元気ですか?


9月になりましたね。

日本はまだまだ蒸し暑い日が続いています。

でも少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。

先月と比べると気温は下がってきたし、日が暮れる時間が早くなってきました。

日が暮れるっていうのは、太陽が沈んで暗くなることです。

いつも娘たちを保育園に迎えに行くのは大体6時ぐらいなんですけど、

今までは6時でも明るかったのに、薄暗くなってきました。

夏の終わりはいつもちょっと寂しい、切ない感じがします。

冬の終わりはいつもわくわくして、

早く春が来ないかなぁ、早くあったかくなってほしいなぁ、

っていう楽しみな気持ちなんだけど、

夏の場合は終わってほしくないような、そんな気持ちです。


今日のテーマは「世間はせまいなぁ」と感じた話です。

世間はせまい。

これは、私たちが生きている世界は、広いように見えるけど、

実はせまいという意味です。

例えば、初めて知り合った人が、実は友達のお姉さんだったとか。

あとは、仕事のお客さんとして会った人が、偶然、小学校のクラスメイトだったとか。

こんなふうに、偶然ばったり、想像もしてなかったところで知り合いに会ったとき、

それから、初めて会った人が共通の知り合いを通してつながっていたとき。

そんな時に「世間はせまいね」と言います。

みなさんもそういう経験、きっとありますよね。


私もあります。「世間せまいなぁ」って思うことがよくあります。

いろんなエピソードがあるんですが、まずこれまでで一番びっくりした経験をお話します。

私は子どもの頃から国際交流とか外国語の勉強が好きだったので、

いろんな国にペンパル、ペンパルがいて、文通をしていました。

文通は手紙の交換のことです。文通をしたりメール交換をしたりしていました。

それで、私が高校生のとき、メール交換していた女の子がいたんですけど、

その子はドイツで生まれ育ったトルコ人の女の子で、

私と年齢も近くて、そして日本に興味がある子でした。

なので私は「ドイツが大好きです!ドイツに旅行したことがあります。

私が日本のことを教えるから、ドイツの文化とか色々教えてね!」

みたいな感じで、メール交換をしていたんです。

でもね、確か長く続かなかったんですね。

私も受験勉強とか部活で忙しい毎日だったので、

たぶん3回、4回とかそのぐらいで終わったと思います。


それで、その3年後。

私は大学生になって、ドイツに留学しました。

私はドイツ人の友達がほしかったので、言語交換パートナーを募集しました。

つまり私は日本語を教えて、パートナーは私にドイツ語を教える、

お互いに言葉を教え合うパートナーのことです。

それで、私の募集記事を見て声をかけてくれたのが、

なんと3年前にちょっとだけメール交換をした彼女だったんです!

びっくりでしょ?

彼女からメッセージが来て、「私あなたのこと知ってる!」って来たんですよ。

「私たち3年前にメール交換したよ!」って言ってきたんです。

でも私はそのことをすっかり忘れていて、

「ん?何のこと言ってるんだろう?勘違いじゃない?」って思ったんですが…

ひどいですね(笑)

でも、彼女が当時の私のメールを送ってくれて、

「ほら!あなたからのメールだよ!」って。

それで一気に思い出して、「えー!!すごい!すごい偶然だなぁ、運命だな」

ってびっくりしました。

自分のメールを見たときに、3年前の自分からタイムカプセルみたいに手紙をもらったような、

そんな不思議な感覚になったのを覚えています。

まさか3年前にメール交換していた子とドイツで偶然会って、

本当の友達になれるなんて、思ってもみませんでした。

しかもしかも、私の留学先とその子が住んでいる場所が同じっていうのも、

すごい偶然じゃないですか?


彼女もずっと日本に興味を持ち続けていて、

私と会ったときは大学で日本語を勉強していました。

なので、共通の興味とか、共通の何かを持っていると知らず知らずのうちに、

気づかない間に、同じ世界というか、同じコミュニティにいるんだな、

近くにいるんだなって思いました。

だから出会うことができたんだって思いました。

いやぁ、それにしてもすごい偶然ですよね。

まさか国境を越えて「世間はせまいなぁ」って感じるなんて。

うれしかったですね。


もう一つ、最近「世間はせまいな」と感じたエピソードを話します。

最近、私のTwitterのフォロワーを通して、

あるアカウントを見つけたんです。

名前に見覚えがあったのでよく見たら、

私のドイツ留学時代の、言語交換パートナーだったんです!

ちなみに、その人はさっきのトルコ人の女の子じゃなくて、別の友達です。


アカウントを見つけて、うれしくなって久しぶりに連絡を取ってみたら、

彼は今翻訳家になって、アニメや漫画の翻訳をしているそうなんです。

すごいですよね。

それでまだこの話には続きがあります。

彼がこの再会について奥さんに話したらしんです。

そのときに、私のコンテンツ、Kotsu kotsu Nihongoのことを話したらしいんですね。

そうしたら彼の奥さん、私のYouTubeを元々知っていて、

フォローしてくれていたらしいんです!つまり私のことを知っていたんです!!

いやー、だから私の友達も、友達の奥さんも、私も、みんなびっくりっていう。

いやー、うれしいですね。


私も、会社員をして、

大好きだった国際交流とか外国語から離れていた時期があったんですけど、

紆余曲折あって日本語教師になったからこそ、

また出会えたのかなって思いました。

そう、気づかない間につながっていたんですね。

世間はせまい。広いようでせまい。

だからもう二度と会えないと思っていた人とも、

何かの共通点がある限り、長い人生の間、またいつか会えるかもしれない。

そんなことを思った出来事でした。

みなさんも「世間はせまいなぁ」と感じたエピソードがあれば、ぜひ教えてくださいね。


はい、今日はここまでです。

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ということで、今日もコツコツがんばりましょう!

バイバイ!



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