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EP-22 エビが嫌いになった理由

みなさんこんにちは。Kotsu kotsu Nihongoのみずきです。お元気ですか?

ちょっとお知らせです。最近新しいYouTubeのビデオをアップしたので、もしよかったら見てください。基本的にはビジネス日本語の動画をアップします。たまに日常のvlogをアップしようと思っています。と言っても私の日常は仕事か子育てかっていう毎日なんですが、もし興味があればご覧ください。チャンネルの名前はKotsu Kotsu Nihongoです。今回の新しいビデオは、私の8歳の息子も出演しました。がんばってビジネス日本語のセリフを覚えました。ぜひチェックしてみてくださいね。


Youtubeはこちら!



今日は私のトラウマについて話そうと思います。トラウマっていうとちょっと大げさかもしれませんが、私にとってはトラウマです。

まずみなさん、お中元って知ってますか?夏の時期に、お世話になった人、例えば先生とか上司とか親とか、あと義理の親とか、親戚とかに感謝の気持ちをこめて何かプレゼントすることです。先生、上司、親、と言いましたが、これは個人の場合ですね。プライベートの話です。

会社としてお中元を贈るときは、取引先の人に贈ります。取引先はお客さんですね。例えばどこどこ会社のなになに部長とか、そういうえらい人です。上の立場の人のことです。


お中元の内容は食べものが多いです。お菓子とか果物とか、暑い夏に合うような食べ物です。ちなみに、このお世話になった人にプレゼントを贈る文化は、冬にもあります。これは、お中元じゃなくてお歳暮といいます。お歳暮です。「今年も1年ありがとうございました。」という感謝の気持ちをこめてプレゼントをします。ですから年に2回あるんですね。お中元とお歳暮です。


はい、それでですね、私が以前働いていた会社では、お中元はエビ、エビを取引先にプレゼントするってことが、決まっていたんです。もう毎年必ずエビなんです。もちろん生きているエビですよ。このね、お中元の準備をするっていう仕事がまぁ大変だったんですよ。


まず、職場の若い人が、朝の5時半、5時半ですよ。5時半に海の市場に行って、注文していたエビを取りに行くんです。お中元の時期は夏だからいいですけど、冬のね、お歳暮の時期は寒いですよ。冬の海、冬の朝。想像しただけでも寒いでしょ?こういう大変な仕事は、だいたい若い人がやらなければいけません。

で、そのエビを会社に持って帰ります。それから、梱包します。梱包っていうのは、箱の中に入れることです。どうやって梱包すると思いますか?


最初に箱の中におがくずと氷を入れます。おがくずっていうのは、木を細かく細かくして細かくして、粉みたいな状態にしたものです。それをおがくずって言います。そのおがくずと氷を箱の中に入れて、はい、ここからが大変です。エビです。生きているエビをですね、手でつかんで、手で持って、箱にいれるんです。10匹。10匹入れます。で、上からまたおがくずと氷をかけます。


みなさん、生きているエビを見たことがありますか?わりと大きなエビですよ。それを手でつかむんですよ。エビは動きます。しかもエビの動きってすっごく早いんです。早いんですよ。

で、おがくずで埋めて、エビが見えなくなっているのに、突然ピョンって上に飛び出してくるんですよ。もうそれが本当にこわくて。私にはもう、虫にしか見えませんでした。ごめんなさいね、エビが大好きな人がいたら、虫とか言ってごめんなさい。でも私にはその早い動きが虫にしか見えませんでした。


でも、これも仕事ですから、「やりたくない」とか「もう無理」とか言えません。そんな雰囲気じゃないです。仕事ですからね。

でも私はこの仕事のせいで、エビが嫌いになってしまいました。私はもう生のエビは食べることができません。どうしても虫に見えてしまいます。でもね、エビフライとかエビの天ぷらなら食べられます。だってあればエビの姿が見えませんから(笑) エビって分からないですから。だから食べられます。でも姿が見えるのはもう無理です。私の嫌な思い出を思い出してしまうので。はい、これが私のトラウマです。


で、このお中元の贈り物の準備を、仕事が始まる前の時間、朝の7時から8時半ぐらいまでやるんです。1日でだいたい15箱とか20箱ぐらいですね。部署のみんなで協力しながら作ります。お中元の準備をするのは、担当が決まっています。例えば、今日は営業部が準備する番、明日は総務部が準備する番、まあこんな感じで当番があります。当番の日は、いつもよりもとても早く会社に行かなければいけないので、それも大変でしたね。


で、このお中元を配るのも仕事の一つでした。取引先の人の家まで行って、直接渡すんです。「お世話になりました。今後とも、これからもどうぞよろしくお願いします。」こんな感じで、渡しに行きます。これがお中元とお歳暮の、年2回の大きなイベントでした。お中元とお歳暮のやり方は会社によって違うと思うんですけど、私の以前働いていた会社では、こんなやり方でした。


はい!今日はここまでです。PodcastのスクリプトはHPをご覧ください。

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