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EP-70. サングラスはこわい?

みなさん、こんにちは。

Kotsu kotsu Nihongoのみずきです。

みなさん、お元気ですか?


どんな5月を過ごしていますか?

日本にいるみなさんは、ゴールデンウィークはどうでしたか?楽しみましたか?

私はね、前のPodcastで言ったけど、子どもと一緒にマラソン大会に出ました。

初めてのマラソン大会。

走る前はなぜか緊張しちゃって、心臓がドキドキしていたんですけど、走り出したら楽しかったです。

砂浜をはだしで走るっていうね、ちょっと変わったシチュエーションですから、それがまた気持ちよくて最高でした。

子どもたちも初めてのマラソンですから、たぶん途中であきらめて「もうやだ!やめたい!」とか言うんだろうな~って心配していたんですね。

だから、走る前に「遅くてもいい。歩いてもいいから、とにかくやり切ることが大事!あきらめないことが一番大事だから、とにかくがんばろう!」って励ましていたんですよ。

そしたら、私の予想は大外れでした。

私よりも子どもの方が元気いっぱいで、私よりも早くて先に行っちゃって「ママ遅いよ!」なんて言われながら、私は必死に追いかける、みたいな。そんな感じでした。若いっていいですね。マラソン大会、大変だったけど楽しかったので絶対来年も参加したいなって思ってます。

あと地元のマラソン大会にも参加したいなって思っています。


今回のテーマは「サングラス」。

最近サングラスに関する、あるニュースを見ました。

岡山県のバス会社が4月から1か月間、ある実験を行っているんです。

どんな実験かというと、バスの運転手がサングラスをかけて運転するというものです。それで、運転手やお客さんにアンケートを取るんだそうです。

運転手には、サングラスをかけて運転するのはどうだったか、お客さんには、サングラスをかけている運転手を見てどう思ったか、とかね。そういう調査をするそうなんです。

サングラスをかけることで、どんな効果や影響があるのか調べるわけですね。で、今後運転手にサングラスを許可するかどうか考えるとのことなんです。


サングラスをかけていいかどうか決めるために実験するって、ちょっとおもしろいですよね。

でもこれには理由があるんです。日本ではサングラスをかけながら仕事をすることは良くないこと、失礼なことだと思われています。

特にサービス業では服装のルールが厳しいです。日本ではバスも電車もサービス会社の一つとされています。お客様を相手に仕事をしていますよね。

なので、特に見た目とか、お客様に対する態度には気を付けなければいけないんです。

みなさんの国のバスの運転手、電車の運転手はサングラスをかけますか?日本ではそういう運転手は一般的ではありません。私はまだ見たことがありませんね。


日本ではサングラスは目を守るための道具というよりも、ファッションの一つというイメージです。それに、どちらかというとネガティブな印象があります。サングラスを掛けている人はちょっと不良っぽいとか、怖いとか、かっこつけてるとか、そういう、あんまり良くないイメージのほうが強いです。

だから、お客様の前とか目上の人の前でサングラスをかけるのは失礼だと思われています。


私は普段サングラスをかけることが全然ありません。

夏に海に遊びに行くときには一応持っていくんですけど、結局全然使わないんです。

サングラスをつけると、全ての色がちょっと変わっちゃうでしょ?

それがもったいないなって思っちゃうんです。本当の色で景色を楽しみたいんですよ。

ま、でも車の中でつけることはたまにあるかな。どうしてもまぶしいときとかね。でもほんと年に5回もあるかないかっていう感じです。

みなさんはどうですか。いつサングラスをかけますか?外に出るとき?運転するとき?


記事で読んだんですが、日本人の目はまぶしさに強いらしいんです。

日本人っていうかアジア人かな?目の色が濃いですよね。多くの日本人の目は黒色です。

でも欧米の人の目の色は薄いですね。なので、まぶしさを感じやすいんだそうです。太陽の日の光の影響を受けやすいので、目の病気にもなりやすいんですって。

だからサングラスを使う人が多いらしいです。


私が見たニュースでは、専門家が日本と欧米のコミュニケーション方法の違いについても話していました。このコミュニケーションの違いがサングラス事情に関係しているそうなんです。


欧米は個人主義の国で、自分の意見や気持ちをストレートに言葉で表現します。

なのでコミュニケーションを取るときに一番大事な顔のパーツは口です。

これは顔文字、顔文字にも現れていて、欧米の顔文字を見ると、口で気持ちを表現しているんですよね。口の動き、口の表現が豊かなんです。そう。なので口を見て相手の気持ちを読み取るんですね。

なので、会話をするときにサングラスで目が隠れていてもそれほど抵抗感は感じないそうです。逆にマスクで口が隠れることには強い抵抗感を感じるそうです。


では日本ではどうかと言ったら、日本は集団主義ですね。

言葉で気持ちを表現することよりも、目が大事です。

うれしいとか悲しいとか、相手の気持ちを読み取るときに一番見るポイントは目なんですね。

日本の顔文字を見ると、目の表現が豊かです。色んな形の目があります。

はい、そんな理由から、サングラスで目が隠れていることに強い抵抗感を感じます。

反対にマスクで口が隠れていても抵抗感を感じないということらしいです。

うん、どう思いますか?おもしろい分析ですよね。


バス会社の実験の話に戻りますが、これ、結果はどうなるでしょうね。気になります。

運転手からしたら、まぶしさを感じながら運転するのは危ないし、目にダメージもありますよね。お客さんの気持ちを考えると、もしバスの運転手がサングラスをしていたら、確かに最初はちょっとびっくりするかもしれません。やっぱりそういう運転手に見慣れていないので、ちょっと怖い感じもあるし、不安を感じる人もいるかもしれないです。それに、カジュアルすぎるとか、失礼だって感じる人もいるかもしれませんね。


なのでお客さんには「運転手は安全対策としてサングラスをかけます」って前もって知らせて、そのうえでサングラスをかけるのがいいと思います。

安全のためって分かれば不安にならないし、クレームも入らないと思います。


そういえばね、昔ヨーロッパに旅行したとき、バスの運転手がラジオの音楽を聞きながら運転していたのを覚えています。それは小さなカルチャーショックでしたね。

日本ではそういうことは絶対ないです。サービス業なので、ルールが厳しいんですよね。

私としてはラジオとか音楽ぐらい流してもいいじゃん、歌いながら運転したっていいじゃん、とか思います(笑)ま、あんまりうるさかったら嫌ですけどね(笑)


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