こんにちは!みなさん、元気ですか?Kotsu kotsu Nihongoのみずきです!
先週、今年初めてのつばめを見ました。つばめって知っていますか?つばめは春になると南の国、あの、フィリピンとか、インドネシアとか、マレーシアなどからやってくる、鳥です。つばめは春に日本へ来て、巣を作って、子供を生んで、子育てをして、秋になる前にまた南の国へ戻って行きます。
このつばめのヒナがとってもかわいいんです。ヒナは鳥の赤ちゃんのことです。つばめは、家の軒先とか、駅とかコンビニとか、人がいるところに巣を作るんですね。だから、ヒナの成長を近くで見守ることができるんです。
親鳥がたまごを温めているところから、ヒナが生まれて、親鳥がせっせと餌を運んで、ヒナが大きな口を開けてピーピー言いながら「餌をくれー」ってアピールして、、、本当に毎日見ていると愛着がわきます。かわいいんですよ。
つばめについて一つ悲しい思い出があります。子供の頃の話です。私の家にも毎年つばめが来ていたんですね。あるとき玄関の戸をたたくような音が聞こえてきたんです。あとは、ツバメがギャーギャー騒いでいる鳴き声も。ドアを開けると、なんとびっくり、へびがヒナを襲っていたんです。結局その年はヒナの成長を見ることができませんでした。この事件以来、二度とつばめは来なくなりました。悲しいな。
さてさて、今日のテーマです。今日は日本の詩についてです。日本特有の詩といえば、短歌、俳句などあるんですが、今日紹介するのは川柳です。川柳は、五文字、七文字、五文字の言葉で気持ちを表します。5,7,5ですね。テーマとしては、社会風刺とか皮肉、ブラックジョークが多いです。
毎年とても人気の川柳コンテストがあります。「サラリーマン川柳」です。サラリーマン川柳なので、男性が作った川柳が多いんですが、これがねーほんとに面白いんですよ。私はサラリーマン川柳が大好きで、ほんとに面白いので、いつもにやにやしながら読んでしまいます。
今から、いくつか作品を紹介しますね。
「ゴハンよ」と 呼ばれて行けば タマだった
はい、まず一緒に数えてみましょう。「ゴハンよと」5文字ですよね、次。「呼ばれて行けば」7文字ですよね。「タマだった」小さい「つ」がありますね。「タマだった」5文字です。5,7,5のリズムです。
はい。この川柳の意味、分かりますか?
奥さんが、「ごはんよ~」と呼んだんです。で、旦那さんは「おう、ごはんできたか、食べよう食べよう」と思ってダイニングに行ったんでしょうね。そうしたら、旦那さんのごはんで呼んだのではなくて、タマ、つまり猫のご飯だった、ということです。奥さんは、旦那さんに言ったんじゃなくて、猫のタマちゃんに「ごはんよー」と言ったんですね。旦那さんの勘違いでした。たぶん、この家では、旦那さんよりも猫のほうが大事にされているのかな。
じゃ、次いきますね。
激論も パジャマ姿の 下半身
激論は、激しい議論のことです。激しいディスカッションですね。でも、下半身、つまり腰から下はパジャマ。これ、リモートで、あの家で仕事してる人の川柳ですね。まじめに仕事しているけど、下半身はパジャマって。あのオンラインミーティングだと映りませんからね。
次です。
嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!
これは、大流行の漫画「鬼滅の刃」のセリフと掛けていますね。
嫁の呼吸を五感、five sensesで感じろ!全部集中しろ!みたいな。
あの、この人はよっぽど妻がこわいんでしょうね。よく怒られているのかな。
はい、次です。
会社へは 来るなと上司 行けと妻
悲しいね~これ。上司からは、コロナがひどいから家で仕事しろと言われているんでしょうね。でも、妻、奥さんからは、会社行けって言われる。相当面倒くさがられてますね、この人。
こんな感じで、妻が強くて夫が弱い、夫が適当に扱われている、みたいな川柳が多いんです。それがね、またリアルでおもしろいんですよね~。
今年のベスト10の発表は5月の下旬にあるそうです。私はとても楽しみです。
それでは、今日はここまで。サラリーマン川柳のリンクはHPに張っておきますので、ぜひご覧ください。他にも本当に面白い川柳がたくさんあります。
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では、今日もコツコツがんばりましょうね。バイバイ!
◆サラリーマン川柳
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