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EP-106. 1945年 春 ー平和について考えたこと

皆さんこんにちは!Kotsu kotsu Nihongoのみずきです。

このPodcastは日本語を勉強する人のために作っています。私の日常生活や日本の文化、社会問題、いろんなトピックについて話しています。スクリプトは私のサイトにあります。また私のPatreonになったらメンバー限定の特別なPodcastが聞けます。

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はい。今日は特攻隊についての話をしようと思います。

あの、私の住んでいるところはですね、昔、第二次世界大戦の頃、航空基地があったんですね。そう。飛行場があったんですよ。確かにその名残として、道がずーっとね、まっすぐに伸びているところがあるんですね。そこは昔飛行機が飛んで行ったところで、日本語で「滑走路」って言うんですけど。滑走路があったところなんです。

今はね、言われなければ全然分からなくて、あの普通に家とかね、店とかが並んでるので。まさか昔ここに軍の基地があって、ここが滑走路だったとか、言われなければ全然分からない感じです。はい。でもまぁ確かにそういう事実、歴史があるんですね。


で、私がいつも桜を見に行くところに慰霊碑があるんです。慰霊碑。慰霊碑っていうのは、まぁ…そうね。戦争で亡くなった人のことを忘れないように、まぁその、亡くなった人の魂を慰めるために建てられた大きな石のことです。はい。そうなんですよ。その桜の木がずっと続くところにね、特攻隊の慰霊碑があるんです。

皆さん、特攻隊って聞いたことありますか?もしかしたら、「神風」、英語で "Kamikaze" って言った方が分かる人がいるかもしれないですね。はい。「特攻」っていうのは、戦闘機、戦闘機は戦争用の飛行機ですね。その戦闘機に爆弾を積んで、で、そのままアメリカ軍の軍艦、軍艦っていうのはその、軍の大きな船のことですね。その大きな船に向かって飛行機ごと突っ込んで攻撃するっていう。これを「特攻(= 特別攻撃)」って言うんですね。その、飛行機ごとね、軍艦に突っ込んでいくわけですから攻撃と同時に自分の命は落とすことになります。生きて帰ることはできないんですね。


1945年の8月に戦争が終わるわけですけど、その少し前からですね、この特攻が多く行われるようになってきたんですね。日本が戦争でどんどん負けに向かっていく中で、そうですね…その、沖縄を守るための最後の作戦としてたくさん行われてしまったんです。で、たくさんの若い男性が特攻隊として亡くなっていきました。


そうですね。戦争の話ってセンシティブなトピックだと思うので、ちょっと前置きをさせてください。

特攻隊に対する捉え方とか考え方。人それぞれ違うと思います。特攻隊は自分の命を犠牲にして攻撃しますね。特攻したくなくても、命令されてしなければいけない。もしくは、家族を守るために行かざるを得なかった。つまり行くしかなかったんですよね。っていうのは、日本が戦争に負けたら残された家族は、例えば強制的に労働をさせられるとかなんか人間らしい生活ができなくなるとか権利も何もないみたいな。そういう生活になるって考えられていたので、それを避けるために、家族を守るためには自分が犠牲になって戦うしかなかったんですね。というか、そういう価値観の時代だったんですね。これは本当にかわいそうだし、悲しいことだなと思います。


それと同時に、やっぱり、敵を攻撃するっていうことは、人を殺すっていうことでもありますよね。あの、国とか家族を守るために人を殺さないといけない。何にも罪のない人を殺さないといけない。だから…戦争に関わる人って被害者でもあり加害者でもあると思うんですね。で、これがおかしいことだ、異常なことだって思わない状況。自分の命も他人の命も軽く扱ってしまう。ここに戦争の怖さがあるなって思います。


私は、私個人としては特攻隊のことを、例えば「日本のために戦って命を落としたヒーローだ」とかなんか「素晴らしい」とかね。そうやって美化はしたくないと思っています。だって、本当は彼らは家族とか愛する人と一緒に生きていたかったはずです。穏やかにずっと生きていたかったはず。だけど、戦争という時代に生まれたせいで、その願いは叶えられなかったし、その願いを言うことすら許されなかった時代だったんですよね。

で、その時代は、特に日本では、「国や家族のために死ぬことは名誉なことだ」「素晴らしいことだ」って…何て言うかな。信じ込まされていたんですね。つまりそういうプロパガンダがあったんです。そういう考えを国によって、まぁそうね、同調圧力によって強制されていたと思います。だから、そうね、本当に戦争は怖いなぁと思います。

ということで、特攻隊にはそういういろんな側面があると思うんですけれども、今回は、戦争に巻き込まれてしまった10代20代の若者たち。ここにフォーカスを当てて話したいなと思います。本当は死にたくないと思っていても、それを言うこともできなかったし、そうするしかなかった。この悲しさというか、残酷さ。これについて考えたいなと思います。


はい。で、話を戻しますね。私が桜を見に行った時にですね、ちょうど特攻隊の慰霊祭をやっていたんです。慰霊祭っていうのは…まぁそうね、慰霊するための儀式なんですけど。そうですね、うーんと、亡くなった人のことを忘れないように…そうね、「忘れません」という意味を込めてする儀式のことです。そう、たまたまね、特攻隊の慰霊祭をやっていて。「あ、この時期に慰霊祭やってるんだ」って思って後ろの方で、ちょっとこっそりね、見てたんですね。

で、その話を聞いていたら、1945年の4月にこの基地から特攻隊が飛び立っていったそうなんですね。で約60名の方が犠牲になったそうです。


その慰霊祭の関係者の方なのかな?まぁその場にいた方が、その特攻隊の人たちのね、写真を見せてくれたんですね。その写真は出発する2時間前の写真ということだったんですけど。すごい笑顔なんですね。もう本当に口大きく開けて、なんか笑い声が聞こえてきそうなぐらいの本当に晴れ晴れしい笑顔だったんです。で、その関係者の方?…なのかな?まあ割と若い方だったんですけど。その方の説明によると、当時ね、特攻隊に選ばれることは名誉だった。尊敬されることだったから、特攻隊として出発できることはうれしいことだったんですよ、みたいな。そんなような説明をしてくれたんですね。


でも私、ちょっとその説明に違和感を感じてしまって。もちろん、その当時の価値観が「特攻隊に選ばれて国のために死ぬことが名誉だ」そういう価値観だったっていうのは理解できるんですけど。本当にうれしくて笑ってたのかな?本当にうれしいのかな?っていうのに、すごい、ちょっと違和感を感じてちょっとこう、ずっとモヤモヤしてるんですね。

まぁ分かんないですよ。本当のところはね。特攻隊の人に聞かないと分かんない。想像することしかできないんだけれども。本当は家族と一緒にいたい。そうね… 生きていたいけれども、その気持ちを押し殺して、隠して、「国のために死ぬ。家族のために死ぬ。死ねるなら、それはうれしい」って。そう思うしかなかったのかな。だから…そうね…だから本当にうれしくて笑ってるっていうのはちょっと私は信じられないなと思いました。


で、あのまぁこんな身近な場所で特攻隊の人たちがいたっていうことでね。私 図書館でね、何冊か本を借りてきたんです。この、ここの特攻隊について書かれてる本をね。借りてきて読みました。そこにも、いろんな写真、集合写真とか載ってたんですけど。その中に、こう、なんか頭とか胸にね、桜の枝を飾って撮ってる写真があったんですね。それを見て、「あぁ本当にこの、桜が咲いてる時期に飛んで行ったんだなぁ」って。私があの、いつも見てる桜の桜並木。あのきれいな景色。約80年前に特攻隊の人たちも見てたのかなぁとか思って、なんか胸が苦しくなりました。


で、遺書もあったんですけど。内容としては「大事な大事なお父さんお母さん。これまで育ててくれてありがとうございました。これから行ってきます」とか。「残された家族のことが心配で心配でたまりません」とか。そういう内容で、本当に辛いなぁと思いました。

私が借りてきた本に遺書のページがあったので、ちょっとだけ、あの一部分だけ読もうと思うんですけど。


「今日やることは、何もかもやり納めである。搭乗員整列は午後2時。出発は午後3時過ぎである。泣きっぽい母上ですから一寸心配ですが、泣かないでください。私は笑って死にますよ。

人は笑えば自分も笑うと父上によく言われたでしょう。私が笑いますから、母上も笑ってください。東京はもう桜が散りかけているでしょう。私が散るのに、桜が散らないなんて情けないですもんね。散れよ散れよ。桜の花よ。俺が散るのにお前だけが咲くとは一体どういうわけだ。

君たちの多幸を祈り、今までの不孝をお詫びし、さて、俺はにっこり笑って出撃する。」


こういう遺書なんですけど。これを家族に残して亡くなっていったわけですね。本当に何と言ったらいいのか。すごく悲しいし切ないですよね。


さて、私のコミュニティのメンバーの方が日本のある映画を見てすごく良かったって言ってたんですね。その映画のタイトルは「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。」ちょっと長いんですけど。そういう映画のタイトルです。

簡単にあらすじを言うと、現代の高校生の女の子が1945年にタイムスリップして、そこで特攻隊の青年と出会うんですね。で、恋に落ちるというストーリーです。これだけ聞くと、なんかちょっとファンタジー、めっちゃファンタジーに聞こえると思うんですけど。なんか私もね、そう思ってたんですよ。なんかちょっとファンタジーだな。そして特攻隊が出てくる映画ってことは

なんか、なんて言うんですか。お涙ちょうだい的なストーリー。つまり、「お涙ちょうだい」っていうのは、わざとらしく泣かせにくるようなストーリーだったら、ちょっと私、なんか苦手なんですよね。そういうの。だから、うーん、どうかなぁ?ってね、思ったんです。

でも最近ね、偶然にして特攻隊の慰霊祭を見たところだし。コミュニティの方も「すごい感動したよ」って言ってたから。これもなんかの縁かなって思ったんですね。私の中でこう、なんかつながったんですね。慰霊祭…メンバーの方のコメント…「あ、行かなきゃ!」って思って。夜にね、一人で見に行ってきました。


これがね、想像以上に良かったんですよ。私あんまりドラマとか映画で泣かないんですね。特にラブストーリーでは全然泣かないんだけど。この映画はね、めっちゃ泣けましたね。あの…ま、何て言うかな。そんなラブストーリーっていうほどラブストーリーじゃないんですよ。状況的にね、やっぱりこう自分の死が目の前にあるわけですから。

そんなに、なんか…めっちゃ恋愛してる場合じゃないんですよね。だけどまぁ、なんて言うかな。ラブストーリーというのか、まぁテーマは特攻隊なんだけど特攻隊と…なんだろうね。家族に対する愛とか大切な人に対する愛が描かれています。

で、心に残ったシーンとか言葉は本当にいくつかあるんですけど、ネタバレしたくないし、話し出したらね、もう止まらなくなっちゃうので黙っておきます!(笑)はい。我慢します。

そうですね。あとはみんなね、演技が素晴らしくて。演技がすごくうまくて、もう映画の世界に引き込まれてしまいました。だからもう本当に素晴らしい映画でしたね。


で、映画を見終わって、一人夜道をね、暗い道を運転しながら、ずっとこう映画のことをね、考えていたわけです。で、家に帰って、もう11時過ぎてたから、まぁね、家族はみんな寝てたんですよね。いびきをかきながら寝てる姿を見て、「あぁ、なんて平和なんだろう」って思いました。なんかもう、感動すら覚えましたね。私たちは今何の心配もなく安心して家族みんなで眠ることができる。明日生きてるか死ぬかとか、そんな心配をすることもなく本当に平和に生きていること。これってすごい幸せなことだなって思いました。

あとはその、誰かに考えとか行動をね、強制されることもない。自分の道は自分で選ぶことができる。選択肢なんていくらでもある。自分の人生、自分で決めることができる。これってすごく幸せなことで、平和だからこそできることなんだなって思いました。本当に、あの、平和について改めて深く考えさせられたし、うん。すごくいい映画でしたね。

本当になんで現代になっても戦争ってあるのかなって。もちろんいろんな正義があって、いろんな事情というか歴史の流れもあるんだろうけど。本当に残念なことだなと思いました。


はい!今日はすみません!!めっちゃ長くなっちゃいましたね。ここまで聞いてくれてありがとうございました!皆さんに伝えたいことがね、いっぱいあったので。はい。しゃべりすぎました。ここらへんで終わりにします。

はいじゃあ、今日もありがとうございました!

バイバイ~。


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